2018年3月24日(土)、第4回介護チャレンジスクールを開催しました。
これは、社会福祉法人恵母の会が主催し、
岐阜県介護人材確保対策補助金事業としておこなったものです。
事前にお申し込みいただいた20名と、一部の講座のみの5名、
園児から大人まで計25名にご参加いただきました。
介護のこと、楽しく学ぼう!
講座は次の5つ。講義と体験を通して、介護や高齢者について学びました。
A. 車椅子のこと、知ってる?
B. 実はすごい!食べること・飲むこと
C. 認知症ってなに?
D. 歳をとるってどんなこと?(高齢者擬似体験)
E. ここまできたか!最新・福祉用具を体験
A. 車椅子のこと、知ってる?
車椅子の種類や使用方法について
開閉の仕方から使用上の注意点、介助の仕方まで学びました。
車椅子を見たことはあるが、触ったことがない方がほとんど。
車椅子は障がいのある方の大切な移動手段であり、足と同じであること、
障がいの部位やその方の用途により車椅子も多種多様であることなどをお話しました。
B. 実はすごい!食べること・飲むこと
お菓子と水を準備し、体験型講義をおこないました。
口に入れたものを咀嚼する回数を制限し、顔を上に向けた状態で飲み込んでみます。
苦しくてなかなか飲み込めません。
普段の姿勢で、水を飲みながらであれば、簡単に飲み込むことができました。
姿勢、食べ物の固さ、量、老化などによって誤嚥の可能性があることを体験しました。
食べる時ははじめに水分から摂ることの重要性も体感していただきました。
高齢になるとこのようなことが日常的にあり、
むせた時やのどにひっかかり窒息、誤嚥性肺炎など危険が潜んでいることをお話しました。
C. 認知症ってなに?
突然、講師が認知症の高齢者を演じ、みなさん戸惑いながら講座が始まりました。
講座では、認知症は病気であることや、「老化による物忘れ」と「認知症による物忘れ」の違いについて紹介しました。
また、高齢者全般の接し方を紹介した上で、特に認知症の方に特化することではないことなどもお話しました。
D. 歳をとるってどんなこと?(高齢者擬似体験)
耳栓、アイマスク、ゴーグル、下肢用ウエイト・サポーター、手袋を使い、
聴覚、視覚、肢体不自由等も含めた高齢者疑似体験をしました。
介助者が声を掛ける際のポイントを教わったあと、
2人ペアとなり、1人が擬似体験を、もうひとりは誘導の介助を行いました。
E. ここまできたか!最新・福祉用具を体験
車椅子に触れたり、実際に乗って操作するという体験をしました。
その他にも、最新の福祉用具について説明を受けると、最新技術に感心する声が聞こえていました。
認定証授与式
5つの講座全てに参加した方には、認定証をお渡ししました。
ミナモが遊びに来てくれて、一緒に記念撮影をすることもできました。
ご参加くださいました皆さま、ありがとうございました。
私たちは介護チャレンジスクールを通して
高齢の方や障がいをお持ちの方への理解が深まり、
子どもたちに思いやりの心が広がることを願っています。